城館跡近辺に建つカクキューの八丁味噌工場
2017年4月3日撮影
◆別名:
石川金阿弥屋敷
◆所在:
岡崎市八帖町字往還通69
◆交通:
◆歴史:
石川金阿弥の居城と伝わる。
寛永諸家系図伝には、石川金阿弥吉次とあり、豊臣譜代で犬山城主にもなった石川貞清の娘婿にあたる人物だが、八丁城の石川金阿弥と同一人物であるかは不明。
ただし、金阿弥と言う呼称自体珍しく、寛永諸家系図伝でも石川金阿弥吉次のみしか記されていないため、同一人物もしくは一族の可能性は高いと考えられる。
◆現在:
桶狭間の合戦で今川義元が織田信長によって討ち取られた後、その家臣だった早川勝久は、現在の舳越町付近へ落ち延びて帰納。その数代後の子孫がこの地で味噌作りを始めたのが、八丁味噌の製造で有名なカクキューの始まりと言われている。
八丁城は、この近辺にあったと言われているが、遺構などは残されていない。
工場敷地内に残る『日吉丸石投げの井戸』
工場からほど近い矢矧端の西側には、日吉丸(後の豊臣秀吉)と蜂須賀小六が出会った時を再現した、出合之像が立てられている。