◆別名:
◆所在:
岡崎市鍛埜町向田20
◆交通:
◆歴史:
源頼朝に仕えた天野遠景の子孫である天野長弘が文安年間(1444年~1449年)に築いた城館と伝わるが、阿弥陀寺に残る当麻曼荼羅の銘文には『願主誠讃房 檀那性願禅門 于時嘉吉元年八月十日 三州麻生阿弥陀寺』の記載もあり、嘉吉年間(1441年~1444年)もしくは、それ以前から天野氏が支配していたとも考えられる。
康生年間(1455年~1457年)松平泰親は麻生城を攻撃。
この際、土城も松平家の軍門に降ったと思われるが、城の対岸に立つ須佐之男神社の棟札には応仁3年(1469年)の記載があるため、天野氏の支配は維持されていたと考えられる。
◆現在:
天野氏の菩提寺である東昌寺の遺構とされる井戸、石垣跡が残されている他、天野長弘の墓とされる宝篋印塔が現存している。