岩谷（いわや）古屋敷

城の西側にある岩谷観音

2018年10月8日撮影

◆別名：

岩谷城

◆所在：

岡崎市岩中町入

◆交通：

◆歴史：

箱柳城を支配した中根氏の城館と言われているが、城主には天野武右衛門の名前も見る事ができる。

築城年代等は不明ながらも、箱柳城の城址碑には中根氏八代の肥後守忠良が道根六郷（箱柳・小呂・田口・板田・岩谷・中畑）を支配したと記載されており、忠良の次男である中根正照が徳川家康の家臣として、二俣城主となった後、三方ヶ原の戦いで戦死したとある事から、永禄年間（1558年～1570年）に築かれたと考えられる。

立地的には小さな窪地ながらも、西へ進むと箱柳を経由して岡崎に出る事ができ、北は松平郷、東は日近を経由して作手に向かい、南は秦梨を経由して東海道に出るそれぞれの街道が交わる要所である。

◆現在：

山林となっており、遺構は存在しない。