大河城を望む地にある県民俗有形文化財に指定の大川神明宮の舞台。
写真左奥の民家の裏山近辺が城跡と伝わる。
2019年2月13日撮影
◆別名:
大河城
◆所在:
岡崎市大高味町大西
◆交通:
◆歴史:
室町初期の麻生城主であった麻生氏一族が居住したと伝わる。
弘治2年(1556年)日近合戦が起こった際には、熊谷武蔵守の家臣である竹内久藤平が在城しており、東条松平家が本陣として使用するも、竹内久藤平らは討死し、大川城は廃城になったと言われている。
この時、東条城主の松平義春が討死をしたと伝わっていたが、これは義春の嫡子である忠茂の誤伝であり、義春は天文7年(1538年)頃に病死したと三河物語に記されている。
◆現在:
県道335号南大須鴨田線を見下ろす高台にあったと言われているが、遺構等は残されていない。
乙川の支流を挟んだ東側には愛知県民俗有形文化財に指定されている「大川神明宮の舞台」がある他、川沿いに1km程下っていくと日陽屋敷や下屋敷などの字名も残されている