占部(うらべ)城

2017年12月30日撮影


◆別名:

 

◆所在:

岡崎市国正町西浦19

 

◆交通:

 

◆歴史:

文明年間(1469年~1486年)前後、渡辺綱の後裔にあたる渡辺道綱が額田郡浦部へ移住し、城館を築いた事が始まりとされる。

 

道綱の後を継いだ範綱は松平氏に仕え、天文11年(1542年)に徳川十六神将の一人である渡辺守綱がこの地に誕生する。

永禄6年(1563年)に起こった三河一向一揆では一揆側に付き、主家である徳川家康と敵対。勝鬘寺に蜂屋貞次らと立て籠もったが、一揆終息後は反逆を許されて帰参。
その後、姉川の合戦や三方ヶ原、長篠、小牧長久手など主要な合戦には参陣し戦功を挙げている。

 

徳川家康の関東移封に伴い、武蔵国に領地を得たが、慶長13年(1608年)尾張藩主となった徳川義直の付家老に命ぜられると共に、尾張国岩作、三河国寺部に領地を与えられ、寺部城を居城としている。

 

◆現在:

城跡は民家となっており、家の盛り土が土塁跡とも言われているが定かではない。

一帯は渡辺姓の方が多く在住している事のみが昔を偲ばせる。